修学旅行の夜、部屋で何する?|消灯後も盛り上がる遊びと話題
修学旅行の夜、部屋で何をするか迷う人へ。2人部屋で話すことがない、大部屋で誰も仕切らない、消灯後で大きな声が出せないなど、困りごと別に道具なしでできる遊びとそのまま使える話題を紹介。翌朝の集合時間から逆算した切り上げ方も解説する。
消灯の放送が流れて電気を消したあと、部屋には急に予定のない時間が来る。バスの移動も班行動も夕食も時間割が決まっていたのに、部屋の夜だけは決まっていない。だから、朝まで話が続く部屋と、10分で全員がスマホを見て終わる部屋に分かれる。
このページは「何をすればいいか」を並べる代わりに、部屋で実際に起きる困りごとから入る。2人部屋で気まずい、誰も仕切らない、声が出せない、道具がない、恋バナに乗れない人がいる、眠い人と起きていたい人が混ざる。この6つに答えていく。
先に候補だけ挙げておくと、道具なしで部屋で回るのは、交互質問・せーの当て・ワードウルフ・一言リレー・ウミガメのスープ・指で二択・10回クイズ・共通点さがしのあたりだ。どれを選ぶかは、部屋で今どの困りごとが起きているかで決まる。
部屋の夜が盛り上がるかは、最初の10分で決まる
部屋に入った直後は、荷物を広げたり順番に風呂へ行ったりで会話が細切れになる。その状態のまま消灯を迎えると、誰も口火を切らないまま「もう寝る?」で終わりやすい。
逆に、最初の10分で誰か1人が話題を投げた部屋は、そのあとが自然に続く。特別に面白い話でなくていい。「今日どこが一番よかった?」でも「明日の自由行動どうする?」でも、答えを全員が持っている問いなら、人数分の返事が返ってくる。
この「1つ投げる係」は、決めておくと楽になる。じゃんけんで負けた人でも部屋長でもいい。役割になっていれば、言い出すのが気まずくならない。
行き帰りのバスの遊びは、座席が固定されて後ろまで声が届かないぶん、部屋とは別の条件で選ぶことになる。そちらはバスレクのネタと進め方が担当している。部屋は立てるし輪にもなれるので、バスで使えなかった遊びの多くがここで成立する。
困りごと別:こんなときはこうする
2人部屋で、何を話せばいいか分からない
起きていること:2人しかいないので、話が途切れても次を誰かが拾ってくれない。沈黙がそのまま長くなる。
交互質問
- 1問ずつ交互に聞き合う
- 答えたくない質問は1人1回だけパスできる
- 10問まで続いたら終わり
せーの当て
- お題を1つ決める
- 3秒数えて2人同時に答えを言う
- 同じなら成功、違ったら次のお題へ
せーの当ては、答えの選択肢が少ないお題ほど揃いやすい。その調整の考え方は以心伝心ゲームのお題100選にある。質問を自分で考えるのがしんどければ、質問ゲームのやり方6種と質問120から部屋で使えそうなものだけ抜き出せばいい。
そのまま使える問い
- 今日の行程で、写真を一番撮った場所
- 家に帰って最初にやること
- 自由行動で行きたい場所と、その理由
大部屋で、誰も仕切らないまま時間が過ぎる
起きていること:6人も8人もいると誰の発言に返せばいいか分からず、2〜3人ずつの小さな輪に割れる。部屋全体は静かなのに、隅だけ盛り上がる状態になる。
ワードウルフ
- 全員に似た言葉が配られ、1人だけ違う言葉を持つ
- 順番に自分の言葉について話す
- 最後に「違う言葉の人」を指す
一言リレー
- 部屋を回る順番を先に決めておく
- お題に対して1人ずつ一言だけ答える
- パスは1人1回まで
ワードウルフは4〜6人だと少数派が隠れやすく、議論も全員に届く。お題の選び方はワードウルフお題80選にあるが、部屋で使うなら学校生活に出てくる言葉のほうが反応が返る。一言リレーは、順番が決まっているだけで小さな輪に割れなくなる。
部屋全体に投げる問い
- この部屋で一番早起きなのは誰だと思うか
- 部活を選び直せるなら何に入るか
- クラスで一番、旅行に強そうな人
消灯後で、大きな声が出せない
起きていること:笑い声が壁を越える。廊下に足音が聞こえるたびに全員が黙る、を繰り返して会話が続かない。
ウミガメのスープ
- 出題者が短い謎の状況を読み上げる
- 他の人は「はい/いいえ」で答えられる質問を投げる
- 答えを知っているのは出題者だけ
指で二択
- 出題者が選択肢を2つ出す
- 全員がせーので指を1本か2本立てる
- 多かったほうを勝ちにして次へ
ウミガメのスープは、質問が小声でも成立する数少ない遊びだ。1問で20分以上持つこともあり、消灯後の時間帯と相性がいい。ウミガメのスープ問題20選の問題をそのまま出題に使える。指で二択は、答える側が声を出さないので寝ている人の邪魔になりにくい。
そのまま使える二択
- 修学旅行と体育祭、なくなって困るのはどっち
- 朝型と夜型、自分はどっち
- 移動するなら新幹線とバス、どっち
道具が何もない
起きていること:トランプもUNOも持ってきていない。そもそも持ち込みが認められていない学校も多い。持っていける学校で、出発前に何を用意するか決めたい場合は、修学旅行のカードゲーム7つを部屋の条件で比べた表が先に役立つ。
10回クイズ
- ある言葉を相手に10回言わせる
- 続けて、その言葉に引きずられる質問を1つ投げる
- 引きずられて答えを間違えたら成功
共通点さがし
- 3人組を作る
- 3人全員に当てはまることを3つ探す
- 制限時間は2分
10回クイズは、出題者だけが問題と答えを知っていれば成り立つ。10回クイズ60問を1人が開いておけば、持ち込む道具はゼロで済む。共通点さがしは、まだあまり話したことがない相手と同じ部屋になったときに効く。同じ発想はクラス替え3日目までに友達を作る会話パターンにも出てくる。
そのまま使える題
- 3人の共通点を3つ(教科・食べ物・生活習慣から1つずつ)
- この部屋の全員に当てはまることを1つ
- 隣の人と自分で、違うところを3つ
恋バナの空気になったが、乗れない人がいる
起きていること:誰かが恋の話を始め、何人かが乗る。話したくない人は聞き役で固まる。断ると空気が悪くなりそうで言い出せない。
話題の総取り替え
- 「次の1問だけ別のにしていい?」と宣言する
- 全員が答えを持っている問いを1つ投げる
- 1問で戻す約束にしておく
究極の二択
- 恋愛以外のテーマで二択を出す
- 全員がせーので手を挙げる
- 少数派だった人に理由を聞く
止め方のコツは、恋バナを否定しないことだ。「その話やめよう」ではなく「1問だけ挟んでいい?」なら、話していた側も引きやすい。挟む問いは高校生が友達と話す話題30選の前半のリストから、恋バナ以外の項目だけ拾っておくと当日困らない。誰かの恋愛や見た目を当てさせるお題は、部屋の1人が黙るきっかけになりやすいので最初から外す。
挟む1問の候補
- 明日の行程で、一番歩きそうな場所
- 部活の後輩や先輩に言われて嬉しかったこと
- 家族の中で、自分と性格が一番似ている人
眠い人と、まだ起きていたい人が混ざっている
起きていること:3人が寝たいのに2人が起きていて、小声のつもりの会話が聞こえ続ける。寝たい側は言い出しにくく、起きている側は気づいていない。
一人語り
- 1人が3分だけ好きな話をする
- 他の人は聞くだけで、返事をしなくてよい
- 3分たったら次の人へ回す
小声の連想つなぎ
- 前の人の言葉から連想した1語を返す
- 音は合わせない(しりとりではない)
- 思いつかなかった人が抜ける
どちらも、聞いているだけで参加していることになる形式だ。抜けるタイミングを自分で作らずに済むので、寝たい人が気まずくならない。会話から降りたい人が出たときの立ち回りは高校生が友達と話す話題の考え方が当てはまる。
聞くだけで成立する題
- 今日1日を1分で説明する
- 小学校で一番覚えている行事
- 好きな曲を1曲、曲名を言わずに説明する
数字を言葉のセンスで伝え合う協力ゲーム「ito」。教室の休み時間でも2人から遊べる定番。
会話が広がるカードゲームを見る消灯後にやるなら、この3つだけ守る
1つ目は声の大きさ。壁とドアは思ったより音を通す。笑い声はとくに響くので、盛り上がる遊びほど、声ではなく動作で反応する形にしておくと長く続く。指で答える、手を挙げる、うなずく。返し方を変えるだけで、同じ遊びが半分の音量で成立する。
2つ目は、隣の部屋と先生への配慮。隣が同じ学校の部屋とは限らないし、同じ学校でも寝たい部屋はある。先生が来たら遊びをやめる、注意されたらその時点で切り上げる。これは遊び始める前に決めておく。消灯時刻や部屋での過ごし方の決まりは学校と宿で違うので、しおりの記載を先に読んでおくこと。決まりを外れる前提で組んだ遊びは、翌日の行程まで巻き込んで面倒なことになる。
3つ目は、翌日に響かせないこと。修学旅行は2日目・3日目のほうが歩く距離が長いことが多い。1日目の夜に全員が寝不足になると、そのあと2日分の記憶が薄くなる。部屋の夜は、翌日を削ってまでやるものではない。この前提を共有しておくと、切り上げの話が出しやすくなる。
翌朝の集合時間から逆算する切り上げ方
盛り上がっている最中に「そろそろ寝よう」と言うのは難しい。言った人が場を壊した形になるからだ。これは、終わりの時刻を先に決めておくことで避けられる。決め方は、朝の集合時間から逆に引いていく。
まず、しおりに書かれた朝の集合時間を見る。そこから朝食・荷物のまとめ・部屋の片づけにかかる時間を引くと、起きる時刻が出る。集合の1時間半前あたりに落ち着くことが多い。次に、そこから睡眠の時間を引く。ここでは6時間として計算するが、自分が普段眠っている時間に置き換えて構わない。引き終われば、遊んでいられる終わりの時刻が決まる。
たとえば朝の集合が8時なら、起床は6時半前後。6時間眠るなら就寝は0時半。その30分前が「最後の一つ」を始めるタイムリミットになる。0時ちょうどに始めた遊びが最後、と部屋の全員が知っていれば、終わらせるのは合図であって、水を差す発言ではなくなる。
言い出しにくさは、宣言のタイミングで消える。消灯の直後に「0時で最後の1個にしよう」と決めておけば、その時刻に言うのは確認にすぎない。時計を見る係を1人決めておくと、なお言いやすい。
先に寝る人が出たときの声のかけ方も、決めておくと楽だ。「先に寝るわ」に「おやすみ」だけ返す。理由を聞かない、引き止めない。この2つを部屋のルールにしておけば、抜けるのが早い人も残る人も気まずくならない。眠った人が出たあとは声のトーンを一段下げ、返事がなくても進む形式(一人語りや連想つなぎ)に切り替えると、そのまま人数が減っていける。
話題をルーレットで引く
消灯後にいちばん声が大きくなるのは、遊びの最中ではなく「次何する?」を相談している時間だったりする。ここが短くなると、部屋全体の音量が下がる。
修学旅行の夜の話題ルーレット(20問入り)には、部屋で答えが返ってくる問いを20個入れてある。1人が開いて回し、出た1問をそのまま投げれば、相談の時間ごと省ける。誰かの恋愛や見た目を当てさせる問いは入れていないので、乗れない人が出にくい。
部屋のメンバーにしか通じない問いを混ぜたいときは、自分たちのルーレットを作るページで自校版を組む。1日目に行った場所、クラスで起きた事件、担任の口ぐせ。外の誰にも通じない問いほど、この部屋では反応が返る。できたURLをグループのトークへ貼れば、部屋の全員の端末から同じ盤が開くので、誰か1人のスマホをのぞき込む必要もなくなる。
部屋に入って最初の一言を、誰が言うか
困りごとを6つ見てきたが、どれにも共通していたのは、最初に何かを投げる人がいるかどうかだった。2人部屋でも8人部屋でも、消灯前でも消灯後でも変わらない。当日までの準備は多くない。問いを2〜3個だけ頭に入れて、投げる係を自分がやると決めておけば足りる。
2泊3日なら夜は2回ある。1日目で手持ちを使い切ると、2日目は同じ話の繰り返しになりやすい。2日目の分は日常シーンのお題を引けるページを部屋の誰かが開き、スクロールしながら投げる係を交代していくくらいがちょうどいい。
この記事を書いた人
エマロン
会話のネタ切れ常習犯だった元・人見知りOL。飲み会や合コンで何度も沈黙を経験した末に「トークテーマルーレット」を作りました。記事で紹介するゲームの仕様や数字は、発売元や公的機関のページで確かめてから書いています。
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