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車で子供の暇つぶし|2歳〜小学生の年齢別・酔わない遊び方

長距離ドライブや帰省で子供が飽きたときに使える暇つぶしを、2〜3歳・4〜6歳・小学生(低学年・高学年)の年齢帯別に紹介する。グッズに頼らず声だけで遊べる方法を中心に、酔わない配慮と、親が疲れない工夫も解説する。

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長距離の車移動、子供が飽きるのは織り込み済みにしておく

この記事では、車での移動中に子供が飽きてしまったときに使える遊びを、2〜3歳・4〜6歳・小学校低学年・小学校高学年の4つの年齢帯に分けて紹介する。グッズを新しく買わなくても、声と体だけで始められる遊びを中心に扱い、おもちゃやグッズについては記事の後半で軽く触れる程度にとどめる。

長距離ドライブや帰省の道のりで、子供が「まだ着かないの」と言い出すタイミングは、大体決まっている。出発直後の高揚感が落ち着き、車窓の景色に飽き始めた頃だ。ここで手元に何もないと、あとは機嫌が下降する一方になりやすい。

事前に用意しておきたいのは、特定のおもちゃそのものではなく、年齢に合った「遊び方の引き出し」だ。同じ車内でも、2歳の子供と小学校高学年の子供では、できることも飽きるタイミングもまったく違う。年齢に合わない遊びを持ち出すと、うまく回らないまま気まずい沈黙だけが残ってしまうこともある。


「酔わない」を優先すると、選べる遊びは絞られる

車での暇つぶしを探すとき、「酔わない」という条件を一緒に検索する親は多い。下を向いて手元に集中する遊び——絵本のページをめくる、お絵かき帳に色を塗る、タブレットで動画を見る——は、車内では酔いやすいと言われることが多い。酔いやすさには個人差があるので詳しい理由まで踏み込む必要はないが、目線が下を向いたまま近くのものに集中する状態は、車の揺れとの相性があまり良くないと考えておくと選びやすい。

そこでこの記事で紹介する遊びは、基本的に顔を上げたまま、声と耳だけで完結するものにそろえた。窓の外を見ながら答えられる、目を閉じずに参加できる、という条件で選んでいるので、酔いやすい子供が乗っている車内でも試しやすい。反対に、絵本や塗り絵、画面をじっと見続ける遊びは、この記事では意図的に扱っていない。


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年齢帯で「できること」がまったく違う

同じ「子供」でも、2歳と10歳とでは会話の成立度もルールの理解度も別物だ。以下では年齢帯を4つに分け、それぞれの時期にできる遊びを紹介する。

  • 2〜3歳:ことばのやり取りがまだ少なく、音や動きへの反応が中心
  • 4〜6歳:簡単なルールが分かるようになり、順番を待つこともできる時期
  • 小学校低学年:文字や数字を使った簡単なゲームが成立する時期
  • 小学校高学年:大人の遊びにルールを合わせれば混ざれる時期

学年で厳密に区切る必要はない。普段の様子に近い年齢帯から拾い読みしてもらえれば十分だ。


2〜3歳:ことばより先に、体と声で参加できる遊び

この時期の子供は、遊びのルールを理解するというより、声のやり取りそのものを楽しむ段階にある。複雑な説明は要らず、親が先に音や動きを見せる遊びのほうが機能しやすい。

  • まねっこ遊び:救急車のサイレン、電車の音、動物の鳴き声などを親が声に出し、子供にまねしてもらう。正解・不正解がないので気楽に続けられる
  • 復唱ゲーム:親が短い言葉を言い、子供にそのまま繰り返してもらう。単語から少しずつ長い言葉に増やしていくと、飽きるまでの時間が延びる
  • 手遊び歌:知っている童謡を歌いながら手を動かす。歌詞をうろ覚えでも、鼻歌でつなげば十分に成立する
  • 「見つけたら教えてね」ゲーム:「赤い車を見つけたら教えてね」のように、窓の外を眺めるだけで参加できるお題を1つ渡しておく。正解の判定はゆるくてよく、子供が声を上げること自体が目的になる

この年齢帯では、1つの遊びを長く続けることより、切り替えの多さを意識したい。飽きたらすぐ次に移れるよう、2〜3個を手元に用意しておくと途切れにくい。


4〜6歳:ルールが分かるようになった時期の遊び

順番待ちやルールの理解が少しずつできるようになると、遊びの幅が広がる。ただし条件を重ねすぎるとついてこられなくなるので、ルールは1つか2つに絞っておくのがコツだ。

  • YES/NOクイズ:「それは生き物ですか」「それは食べられますか」のように、はい・いいえだけで答えられる質問を重ねて、親が思い浮かべたものを当ててもらう
  • 3ヒントクイズ:好きな動物やキャラクターを、親が3つのヒントで説明し、子供に当ててもらう。慣れてきたら子供に出題役を任せても盛り上がる
  • どっちが好きゲーム:「イチゴとメロン、どっちが好き?」のような二択を連発する。即答できる軽さがこの年齢にちょうどいい
  • 簡単なしりとり:ジャンルを絞らず、知っている言葉でつなぐだけのしりとり。答えに詰まったら、親がさりげなくヒントを出す

この時期は、正解できたことをそのつどほめると、次の問題への集中が続きやすくなる。間違えても指摘しすぎず、次の問題にすぐ移ってしまうくらいの軽さで進めるといい。


小学校低学年:ゲームとして成立する遊び

小学生になり文字や数字の扱いに慣れてくると、大人が普段やるようなゲームに近い遊びができるようになる。

  • なぞなぞ:ひらめき一つで答えが出るような、短いなぞなぞを何問か用意しておく
  • 古今東西ゲーム:「これから言うジャンルのものを、順番に答えていく」というルールで、コンビニで売っているもの・給食で出るメニュー・好きなアニメのキャラクターなど、身近なジャンルを選ぶと答えやすい
  • 早口言葉チャレンジ:定番の早口言葉を順番に言って、噛まずに言えるか挑戦する。噛んでしまうこと自体が笑いどころになる
  • 連想ゲーム:最初のお題から、思い浮かんだ言葉を次々つなげていく。正解を決めずに、つながりの意外性を楽しむ遊び方にすると気楽に続く

このあたりから、子供自身が出題役をやりたがることも増えてくる。親が答える側に回れる遊びを混ぜておくと、常に大人が仕切り続けなくて済む。


小学校高学年:大人の遊びに混ざれる時期

語彙も理解力も大人にかなり近づいてくるので、大人向けの遊びをルールそのまま使っても成立しやすくなる。

  • ひっかけクイズ:一瞬まちがえそうになる問題を出し合う。正解より「引っかかった」ことのほうが盛り上がる
  • NGワードゲーム:特定の言葉(「はい」「いいえ」など)を使わずに会話を続けるゲーム。うっかり言ってしまった瞬間が一番の盛り上がりどころになる
  • 格付けクイズ:「この2つの都道府県、面積が大きいのはどっち?」のように、順位や大小を予想し合う
  • 家族のエピソードクイズ:過去の旅行や出来事について、「あのとき最初に道に迷ったのは誰だったか」のように出題し合う。家族だけが正解を知っているぶん、盛り上がりやすい

もっと問題の数がほしいときは、ドライブクイズ55問|なぞなぞ・雑学で盛り上がるにまとまっている出題をそのまま流用してもいい。


出題役を親だけが背負わない遊び方

車に乗っているあいだ、遊びを回し続ける役目が運転する親にばかり集中すると、移動時間そのものが負担になってしまう。ここは年齢帯以上に見落とされやすいポイントだ。

遊びには、大きく分けて2種類ある。

子供だけで完結する遊び:しりとりや古今東西ゲームのように、複数の子供同士、あるいは同乗している大人同士でも成立する遊びは、親が運転に集中したまま隣で聞いているだけでいい。きょうだいがいる場合は、この種類の遊びを優先すると親の負担が最小で済む。

大人の参加が必須の遊び:クイズの出題や、なぞなぞの正解判定など、誰かが問題を用意し続けなければならない遊びは、放っておくと出す側の負担が延々と積み重なる。この種類を使うときは、出発前にいくつか問題をメモしておく、同乗の大人がいれば出題役を交代する、正解が思いつかないときは「あとで考える」と保留にして次に進める、といった工夫で、1人の親が抱え込む時間を区切っておきたい。

同乗者が親1人だけで運転もしている場合は、なるべく前者のタイプ——復唱ゲームや二択ゲームのように、答えるだけで参加できる遊び——を優先すると、運転への集中を保ったまま付き合いやすい。


グッズに頼る前に、まず試したいこと

ここまで紹介した遊びは、どれも道具を必要としない。とはいえ、何も持たずに出発するのが不安な場合は、100均(100円ショップ)で買えるトランプやカードゲーム程度を、バッグの隅に入れておくくらいで十分なことが多い。

高価なおもちゃや専用グッズをそろえる前に、まずはこの記事の遊びを何も買わずに試してみてほしい。声と体だけで遊べるものは、渋滞で車が完全に止まっているときも、逆に高速道路を淡々と走っているときも、場所を選ばずに使える。グッズは、そのうえで「あるとさらに助かる」ものとして、あとから足していくくらいの位置づけで考えておくと、忘れ物や飽きられたときの外れを気にせずに済む。


長距離・帰省ドライブでの使い方

夏休みやお盆の帰省のように、数時間にわたる移動になる日は、1つの遊びをずっと続けるより、年齢帯の中でも遊びをいくつか切り替えていくほうが持続する。

出発直後はテンションが高いので、なぞなぞやクイズのようにテンポの良い遊びから始め、中盤で子供が飽きてきたら、まねっこ遊びや二択ゲームのように答えるだけで参加できる軽い遊びに切り替える。到着が近づいて疲れが見え始めたら、無理に遊びを続けず、静かに窓の外を眺める時間があってもいい。

きょうだいで年齢が離れている場合は、上の子には少し難しいクイズを、下の子にはまねっこ遊びを、というように、同じ移動時間の中で年齢帯を並行して使い分けるのも一つの方法だ。


次の長距離移動には、年齢に合った遊びを1つ決めておく

車の中の暇つぶしは、特別なグッズがなくても、年齢に合った遊び方さえ知っていれば十分に乗り切れる。

  • 2〜3歳は、まねっこや復唱など、声のやり取りそのものを楽しむ遊びから
  • 4〜6歳は、YES/NOクイズや二択ゲームなど、ルールが1つだけの遊びから
  • 小学校低学年は、なぞなぞや古今東西ゲームなど、ゲームとして成立する遊びから
  • 小学校高学年は、大人と同じ土俵で楽しめるひっかけクイズやNGワードゲームから

そして、遊びを回す役目が親だけに偏らないよう、子供だけで完結する遊びを優先しておくと、長距離の運転そのものも楽になる。

会話ネタの形で話題を広げたいときはドライブ中の話題・会話ネタ完全版、大人同士の暇つぶしならドライブの暇つぶし7選も参考にしてほしい。車を降りたあとの食卓や旅先で使う話題まで探すなら、日常・ファミリー向けの話題ページが入口になる。

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この記事を書いた人

エマロン

エマロン

会話のネタ切れ常習犯だった元・人見知りOL。飲み会や合コンで何度も沈黙を経験した末に「トークテーマルーレット」を作りました。実体験ベースの会話術を発信中。

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