飲み会が苦手な人の参加マニュアル|早く帰りたいときの対処法も
飲み会が苦手、行きたくない、でも断れない…そんな人のための参加マニュアル。事前準備から最低限の会話術、スマートな帰り方、上手な断り方まで。無理しない飲み会サバイバル術。
会社のトイレで30分隠れていた夜
入社2年目の冬、部署の忘年会があった。20人くらいの宴会で、自分の席は一番端。隣は普段ほとんど話さない他チームの先輩で、乾杯の後に交わした会話は「今日寒いっすね」の一言だけだった。
10分で限界がきて、「ちょっとトイレ行ってきます」と席を立ったまま、そこから30分くらいトイレの個室にこもっていた。スマホでSNSを眺めながら、「あと何時間耐えればいいんだろう」と考えていた。
戻ったら誰も自分がいなかったことに気づいていなかった。安堵と虚しさの両方を感じたのを覚えている。
飲み会が苦手な人間にとって、あの場は修行に近い。でも「苦手だから一切行かない」が通用しない場面もある。だから「苦手なりにやり過ごす方法」を知っておくと、少し楽になる。
飲み会が苦手なのは「普通」のこと
まず前提として、飲み会が苦手なのは全然おかしいことじゃない。
大人数の宴会が得意な人って、実は全体の2〜3割くらいしかいないんじゃないかと思う。残りの人は程度の差はあれ「めんどくさい」「行きたくない」と思っている。ただ表に出さないだけ。
だから「自分だけがダメなんだ」と思う必要はない。苦手は苦手のまま、それでも参加しなきゃいけないときにどうするか、という話をしたい。
参加前にできる準備
座席は端っこか出入り口の近くを確保
飲み会の席決めって、早い者勝ちのことが多い。着いたらまず端っこか出入り口の近くを確保する。
端っこなら隣の人との1対1の会話で済むし、出入り口の近くならいつでも席を立てる。真ん中に座ってしまうと、左右から話しかけられて消耗が倍になる。
お店のメニューを事前にチェック
幹事がホットペッパーとかでお店を共有してくれたら、メニューを事前に見ておく。「この店の○○が美味しいらしいですよ」と言えるだけで、序盤の会話が1つ増える。小さいことだけど、話のきっかけがあるだけで安心感が違う。
「聞き役に徹する」と決めておく
飲み会で疲れる原因の一つは、「自分も何か話さなきゃ」というプレッシャー。でも実は聞き役に徹するほうがラクだし、周りからの評価も悪くない。
「へー、それでどうなったんですか?」「それ面白いですね」。相槌と質問だけで会話は成立する。話し上手になる必要はない。
当日の最低限の会話術
最初の30分だけ頑張る
飲み会の空気が一番重要なのは、実は最初の30分。ここで少しでも会話に参加しておくと、あとは適当に相槌を打っているだけでも「あの人ちゃんと参加してたよね」という印象になる。
逆に、最初から黙っていると「あの人ずっと一人だったな」という印象が残りやすい。
使い回せるフレーズ3つ
飲み会で困ったとき用に、この3つだけ覚えておけばだいたい乗り切れる。
- 「それ分かります」 — 共感を示すだけで会話に参加したことになる。
- 「○○さんはどう思います?」 — 自分が話さなくても、会話を回せる。
- 「最近何かハマってることあります?」 — 沈黙になったときに使える万能フレーズ。
食事に集中するという逃げ道
会話が厳しいときは「料理に集中する」という正当な逃げ道がある。「あ、これめっちゃ美味い」と料理にリアクションしていれば、黙っていても不自然じゃない。
早く帰りたいときの対処法
1次会で帰る準備をしておく
飲み会の前に「今日は1次会で帰る」と決めておく。2次会に流されると、帰るタイミングがさらに難しくなる。
1次会が終わる頃に「すみません、明日朝早いので」とさらっと言えばOK。嘘でもいい。大半の人は気にしない。
帰る理由は短く、具体的に
「ちょっと体調が…」(曖昧すぎ)よりも「明日朝7時から会議があって」(具体的)のほうが、突っ込まれにくい。理由は事前に用意しておくと、当日焦らなくて済む。
「幹事に声をかけてから帰る」がスマート
黙っていなくなるのはさすがにまずいから、幹事か一番近い人に「お先に失礼します」と一声かけて帰る。酔いが回ってる時間帯なら、そこまで引き止められることもない。
そもそも行きたくないときの断り方
毎回断るのは逆に疲れる
「全部断る」という戦略は、短期的にはラクだけど長期的にはキツい。誘われなくなったらそれはそれで寂しいし、職場の場合は人間関係に影響することもある。
自分の場合は「3回に1回は参加する」くらいのペースが、義理も果たせてストレスも溜まりすぎないラインだった。
断るときのテンプレ
- 予定がある系: 「その日はちょっと先約があって…」
- 体調系: 「最近胃の調子が悪くて、お酒控えてるんです」
- 家庭の事情系: 「その日は家の用事があって…」
ポイントは理由を詳しく説明しすぎないこと。「実は○○で○○だから…」と長々説明すると、嘘っぽく聞こえる。「ちょっとその日は難しくて、すみません」くらいシンプルでいい。
代替案を出すと角が立たない
「その日は行けないんですけど、今度ランチ行きませんか?」と代替案を出すと、「断ったけど付き合いを拒否しているわけじゃない」というメッセージになる。少人数のランチなら飲み会よりハードルが低いし、会話もしやすい。
飲み会が苦手な自分を責めない
最後に一つだけ。飲み会が苦手なことを恥ずかしいと思わなくていい。
「コミュ力がないから」「社交性がないから」と自分を責めがちだけど、飲み会の得意不得意とコミュニケーション能力はイコールじゃない。大人数で騒ぐのが苦手でも、1対1で深い話ができる人はたくさんいる。
参加するなら参加するで、自分なりのサバイバル術を持っておく。行かないなら行かないで、罪悪感を感じすぎない。それでいいと思う。
話題に困ったら飲み会トークルーレットに頼るのも手だ。スマホでサッと回して「次この話題ね」と使えば、自分で話題を考えるプレッシャーから解放される。忘年会の余興アイデア15選も、幹事を任されたときの参考になるかもしれない。
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