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上司と二人きりで気まずい…ランチ・エレベーター・出張で使える会話

上司と二人きりになったときの気まずさを解消する会話術。ランチ・エレベーター・タクシー・出張の移動中・待ち時間の5つのシーン別に、そのまま使える一言と沈黙の乗り切り方を紹介。まず相手の状態を見極めるチェックから始める実践ガイド。

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上司と二人きり、あの数分間がやけに長く感じる

エレベーターの扉が閉まった瞬間、乗っているのが上司と自分の二人だけだと気づく。ランチに誘われて、気づけば会議室で向かい合わせに座っている。出張先への移動中、隣の席に座っているのは上司——。

こうした「上司と二人きり」の場面に、心当たりがある人は多いはずだ。それなのに、毎回同じように緊張し、何を話せばいいかわからなくなる、という声もよく聞く。

この先では、上司と二人きりになりやすい5つの場面(ランチ・エレベーター・タクシーや社用車・出張の移動時間・待ち時間)を取り上げ、場面ごとの気まずさの正体と、そのまま使える会話の型を整理していく。5つある場面のすべてが自分に当てはまるとは限らない。自分がよく遭遇する場面のところだけ確認しておけば、それで十分に対応できる。


まず10秒で確認したい「今は話しかけていい状況か」

場面ごとの型に入る前に、共通して使える見極め方を先に押さえておきたい。上司と二人きりになったとき、無理に会話を続けるべきかどうかは、次の3つを見れば大体わかる。

  • 上司がスマホや資料から目を離して、こちらのほうを見る余裕がありそうか
  • 表情や姿勢に、時間に追われている様子がないか
  • 直前のやりとりで、短い相槌ではなく少し長めの返事が返ってきたか

この3つのうち2つ以上が「はい」なら、軽い雑談を挟んでも問題ない場面だと考えていい。逆にほとんどが「いいえ」なら、無理に会話を広げようとせず、必要な用件だけで済ませたほうが、上司にとってもむしろ助かることが多い。


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シーン別:上司と二人きりのときの会話の型

ランチ・食事に誘われたとき

上司からランチに誘われると、断りづらさと気まずさの両方を感じる人が多い。会話の糸口としては、社内では聞きにくい「この会社に入った理由」や「今の部署に来る前は何をしていたか」など、経歴に関する話題が無難に機能する。仕事の延長線上にある話題なので、踏み込みすぎず、かつ相手も答えやすい。

注文を待つ間の沈黙が気まずいときは、メニューの内容そのものを話題にしてしまってもいい。「ここ、何がおすすめなんですか」の一言があるだけで、少なくとも料理が来るまでの数分は持たせられる。

エレベーターで二人きりになったとき

エレベーターの中は数十秒しかない密室だ。無理に話題を広げる必要はなく、「お疲れさまです」の一言と会釈だけで、マナーとしては十分に成立する。一言添えるなら、フロアの案内表示や、これから向かう先の話題(「これから何階ですか」など)くらいの軽さにとどめておくと、扉が開くタイミングで会話を切り上げやすい。

タクシー・社用車で移動するとき

タクシーや社用車での移動は、エレベーターより時間が長い分、完全な沈黙がやや気まずく感じられやすい。ここでは、これから向かう先の話題(訪問先の会社の様子、道中の景色など)を起点にするとつなぎやすい。運転手がいる場合は、あまり込み入った社内の話に踏み込まないほうが無難だ。

出張の移動時間(新幹線・飛行機)

出張の移動時間は数十分から数時間に及ぶこともあり、他の場面より長丁場になる。この場合は、無理に話し続けようとせず、資料に目を通す時間や休む時間があってもまったく問題ない、という前提を持っておくといい。会話をするタイミングとしては、出発直後の落ち着かない時間よりも、飲み物が配られたあとや、目的地が近づいてきたタイミングのほうが、お互い一息つきやすく話しかけやすい。

会議前後の待ち時間

会議室に早めに着いてしまい、上司と二人で開始を待つ——この数分間も気まずさが出やすい場面だ。ここでは、これから始まる会議の議題に軽く触れるのが自然な糸口になる。「今日の会議、少し長引きそうですかね」のような一言は、世間話というより仕事の延長として機能するので、雑談が苦手な人でも切り出しやすい。

上司自身が運転する車に同乗するとき

タクシーや社用車と違い、上司自身がハンドルを握っている場合は、また少し勝手が違う。運転中の上司は意識の大半が道路に向いているので、こちらから積極的に話題を広げる必要はない。カーナビの案内や渋滞状況など、運転に関係のある話題であれば、相手の集中を妨げずに会話のきっかけにできる。逆に、じっくり考えさせるような重い相談事は、信号待ちのタイミングを見計らって手短に済ませるほうが、双方にとって安全で気楽だ。


話していいこと・避けたほうがいいこと

上司と二人きりの場面では、話題選びを間違えると気まずさが増してしまうこともある。目安として、次のように分けておくと判断しやすい。

話しやすい話題:仕事の進め方の背景、業界の動き、通勤や天候などその場で共有できる事実、相手の経歴や仕事観に関する軽い質問。たとえば「この業界に入ったきっかけって何だったんですか」のような質問は、上司にとっても答えやすく、こちらの評価にも関わらない安全な話題として機能する。

避けたほうがいい話題:他の社員や他部署の評価に関わること、給与や人事に関する立ち入った質問、自分の不満や愚痴をそのままぶつけること。良かれと思って社内の噂話を振っても、上司という立場上、当たり障りのない返事しかできず、かえって気まずい間が生まれることもある。

立場上、上司はこちらが思っている以上に、雑談の内容にも気を配っていることが多い。当たり障りのない話題を選んでおけば、少なくとも気まずさが増す方向に転ぶことは避けられる。


上司のタイプによって、ちょうどいい温度は変わる

同じ「上司と二人きり」でも、相手がどんなタイプかによって、心地よい会話の温度はかなり変わってくる。シーン別の型に加えて、相手のタイプも意識しておくと、より自然に振る舞いやすくなる。

物静かで多くを語らないタイプ

必要なこと以外、あまり自分から話さない上司には、無理に会話量を増やそうとしないほうがうまくいく。相槌中心のやり取りで十分だと割り切り、聞かれたことに簡潔に答える姿勢に徹すると、かえって心地よい距離感を保てる。沈黙が長くても、それは気まずさのサインではなく、単にその上司のペースだと捉えておくと気が楽になる。

よく話しかけてくるタイプ

雑談を好み、自分からよく話しかけてくる上司には、聞き役に回るくらいの姿勢が合う。相手が話したい話題を持っているのだから、無理に自分から話題を提供しようとせず、「そうなんですね」「それでどうなったんですか」と話を広げる相槌を意識するとちょうどいい。

着任したばかりで距離感が読めないタイプ

異動してきたばかり、あるいは中途で入ってきたばかりの上司は、こちらと同じくらい様子見の段階にいることが多い。この場合は、変に気を遣いすぎず、他のメンバーと同じ温度感で接するのが結果的に自然だ。「まだ会社のこと詳しくないので、いろいろ教えてください」のような一言は、上司側の緊張もほぐす効果がある。


沈黙になっても、それだけで気まずいわけではない

ここまで会話の型を紹介してきたが、実際には無理に埋めようとしなくていい沈黙もある。上司も人間なので、考え事をしていたり、単純に疲れていたりするタイミングは当然ある。

沈黙が続いて気まずさを感じたときは、「静かですね」と沈黙そのものを話題にしてしまうという手もある。気まずさを無理に隠そうとするより、共有してしまったほうが、かえって空気がやわらぐこともある。


上司の側も、気まずさを感じていることがある

意外に思うかもしれないが、上司の側も部下との二人きりの時間に気を遣っていることは少なくない。特に管理職になりたてだったり、部下との距離感に悩んでいたりする上司ほど、「話しかけたら負担に思われないか」と考えながら過ごしていることもある。

気まずさは、上下関係のどちらか一方だけが感じているものではなく、多くの場合は双方が同時に感じている。そう考えると、無理に完璧な会話をしようと気負う必要はなく、多少ぎこちなくても「お互い様」というくらいの気持ちで向き合えば十分だ。


上司と気まずいまま黙っているよりマシなこと

上司と二人きりになる場面は、意識してみると意外と多い。だからといって、毎回何かを話さなければならないわけではない。

  • 相手の余裕を3つのポイントで見極めてから話しかける
  • 場面ごとに用意しておいた軽い話題を1つだけ使う
  • 話が続かなくても、挨拶と最低限の受け答えができていれば十分

大事なのは、うまく話すことよりも、気まずさに飲まれてぎこちない態度にならないことだ。ちなみに、後輩や新人との距離の詰め方に悩んでいる場合は逆の立場の話になるので、後輩への接し方がわからない…職場で自然に話せる7つの型を参考にしてほしい。職場での雑談全般に苦手意識がある人は、職場の雑談が苦手?無理しない雑談術と使えるネタ集にも幅広くまとめてある。

ビジネスシーンで使える話題をもっと知りたいときは、ビジネスで使えるトークテーマ集も参考にしてほしい。出張の移動中など時間が長く持て余しがちな場面では、[トークテーマルーレット](/)を上司に見せて「話のネタ探しに使ってるんですよ」と一言添えてみるのも、案外自然なきっかけになる。

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この記事を書いた人

エマロン

エマロン

会話のネタ切れ常習犯だった元・人見知りOL。飲み会や合コンで何度も沈黙を経験した末に「トークテーマルーレット」を作りました。実体験ベースの会話術を発信中。

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