また来たくなる終了挨拶の作り方|次回予告のコツ
配信の締め方で次回の視聴率が変わる。ダラダラ終わらない終了挨拶の型、次回予告の作り方、レイドのマナーまで解説します。
ある配信者の終わり方がすごかった話
半年くらい前、たまたま見つけた登録者500人くらいの配信者がいた。ゲーム実況をしていて、内容自体はまあ普通。でも、配信の終わり方だけが異様にうまかった。
その人は配信終了の10分前になると、こう言い始める。
「さて、今日のハイライトいくよ!」
そこから今日の配信で盛り上がったシーンをダイジェストで振り返り、コメントで面白かったものを読み上げ、最後に「次回は金曜21時、○○のボス戦やります。今日倒せなかった悔しさは金曜にぶつける」と予告して終わる。
きれいだった。映画のエンドロールみたいな余韻があった。
それから3ヶ月後、その人の登録者は3000人を超えていた。終わり方がうまい人は、確実にリピーターを掴む。
問題:なぜ「終わり方」が大事なのか
心理学には「ピーク・エンドの法則」というものがある。人は体験を評価するとき、一番盛り上がった瞬間(ピーク)と、最後の瞬間(エンド)で全体の印象を決めるというもの。
つまり、配信がどれだけ面白くても、最後がグダグダだと「なんか微妙だったな」という印象になる。逆に、最後がきれいに締まれば「良い配信だった!また来よう」と思ってもらえる。
「じゃあ、終わりまーす。バイバーイ」
…これで終わってない?
解決策:配信の締め方5ステップ
ステップ1:終了予告(10分前)
いきなり終わるのはNG。10分前に「そろそろ終わりの時間です」と伝える。
「あと10分くらいで終わろうと思うんだけど、最後に何か話したいことある?」
これを言うと、リスナーが駆け込みコメントをしてくれる。最後にコミュニケーションの密度が上がるのだ。
ステップ2:ハイライト振り返り(5分)
今日の配信で盛り上がったポイントを2〜3個振り返る。
- 「今日は『呪術廻戦』の五条悟復活について語ったけど、やっぱりあのシーンは熱いよね」
- 「さっきのゲームで3連敗したの、正直めちゃくちゃ悔しい」
- 「○○さんのコメントが面白すぎた、『推しが息してない』ってなんだよ笑」
振り返ることで、リスナーに「今日は充実した時間だった」と実感してもらえる。
ステップ3:感謝を伝える(1〜2分)
「今日も来てくれてありがとう」は定番だけど、ここに具体性を入れるのがポイント。
ダメな例:「みんなありがとね〜」
良い例:「今日は最大15人も来てくれた。初見の人もいたよね、コメントくれた○○さんもありがとう。常連の△△さんは今日も最初からいてくれて嬉しい」
名前を出して感謝すると、言われた人は確実にリピーターになる。
ステップ4:次回予告(1〜2分)
映画の予告編を想像してほしい。次回の配信が楽しみになるような情報を出す。
効果的な次回予告のパターン:
- 具体的なテーマ提示:「次回は水曜21時、『ぼっち・ざ・ろっく!』を全話語る回やります」
- 未完のタスク:「今日倒せなかったボス、次回こそ絶対倒す」
- 視聴者への宿題:「次回までに『フリーレン』の3話まで見ておいてね。ネタバレ全開で語るから」
- ティザー:「次回、ちょっとすごい企画を用意してる。詳細はXで発表するから、フォローしておいてね」
> 余談だけど、「次回予告」という概念自体がアニメから来てると思うと感慨深い。『HUNTER×HUNTER』の次回予告のナレーション、めちゃくちゃワクワクしたよね。あの感覚を配信でも作りたい。
ステップ5:レイドで送り出す
Twitchならレイド、YouTubeなら他の配信者の紹介で締めると、コミュニティ感が出る。
レイドのマナーとして押さえておくべきこと:
- 事前に相手に一言連絡しておく(突然のレイドは迷惑になることも)
- レイド先で「○○さんからレイドです!挨拶しよう」と声をかける
- レイド先の配信者の雰囲気を壊さないように注意
終了後にやるべきこと
配信を終えたら、SNSで配信のまとめを投稿しよう。
> 今日の配信ありがとうございました!
> ・『推しの子』2期の考察で盛り上がった
> ・ゲームは3連敗…次こそ!
> ・次回は水曜21時予定
> #配信ありがとう
来られなかった人も「面白そうだったな、次は見よう」と思ってくれる。
時間配分の目安
| 残り時間 | やること |
|---------|---------|
| 10分前 | 終了予告+駆け込みコメント受付 |
| 5分前 | ハイライト振り返り |
| 2分前 | 感謝+次回予告 |
| 終了直後 | レイド or 締めの一言 |
失敗から学んだこと
この「5ステップ」にたどり着くまでに、自分はたくさんの失敗をした。「えーっと、じゃあ終わります…あ、でもあと一個だけ…」とダラダラ続けて、リスナーが一人ずつ離脱していくのを見たこともある。
終わり方は「技術」である。才能じゃない。練習すれば誰でもうまくなる。
まずは次の配信で、ステップ3の「名前を出して感謝」だけでも試してみてほしい。それだけで、リスナーの反応が変わるのを実感できるはずだ。